町屋造りの2世帯住宅

我が家は松浦市内で１５０年程前から続いている商家だったんですが、その「家銘」を絶やさず、守りたかったのが家を建てる動機でした。

何しろ初めての経験でしたので、何から始めて良いのか分かりませんでした。建築以外のところでもかかる費用があったり、法務的な手続きが難しかったりと大変でしたが、しらいしさんがしっかりサポートしてくれて助かりました。

とにかく色んな家を見ることをお勧めします。自分達が考えもつかないアイデアだったり、知らない設備などは、やっぱり実物を見ないとわかりません。私たちも見学会などいくつもの建物を見て、自分たちの家のイメージが湧いてきました。

最初に家づくりの打ち合わせで社長さんと監督さんが我が家に来られた時、我が家の仏壇に手を合わせていただいたことが心に残っています。
「家を建てることはその家の歴史を建てること」と思っておられる姿勢に感動して、いい出逢いができたと思いました。実際家が完成した今も、同じように思っています。

敷地自体の広さはかなりあるんですが、東西に長く、両隣が近いため、日当たりや風通しを良くしたいと考えてました。中庭や窓の配置など、プライバシーに配慮しながらも十分に日当たりと風通しが確保され満足です。
表札は孫の直筆なんですが、私と息子夫婦、そして孫達が住み、３世代で守っていくこの家の玄関にふさわしいものができました。こちらの色んな要望にこたえてくれた、監督の川口さんには大変感謝しています。