家を建てる際に土地探し始める際の第一歩として、それぞれのライフスタイルや好みなどの要件を洗い出すことから始めることが必要です。広さや予算、自然環境、学校や公園などを確認していき、そして、その条件の優先順位をつけることで、土地探しの効率が上がります。
建物の場合は、ライフスタイルなどの変化などによって、将来的に、機能やレイアウトを変更することも可能ですが、土地の場合は、一度選んだ土地を簡単には変えることはできません。そのため、「山や海に近い」、「自然の中での子育てをしたい」、「学校や公園に近い」、「静かにのんびりと暮らしたい」など、ご家族それぞれのご要望のイメージを5年先、10年先のライフスタイルなども踏まえながら、具体的に考えることが土地探しの近道となります。
現地確認
候補となった土地は、必ずご自分の目で確かめるようにしましょう。また、その土地を知り尽くした工務店などプロに相談しながら現地をみることが賢明です。その地域の地盤の状況など、客観的なメリットやデメリットを知り得ることができます。朝、昼、夕方、夜と時間をかえて見てみることもおすすめです。実際にその時間でないとわからない面もあります。
日当たりの確認
日照条件は快適な暮らしの重要なポイントですので、必ず日当たりをチェックしてください。特に、冬場の日当たりの良さは、住んでみるととてもありがたいものです。
夏と冬では日当たりがかなり違うのも確かです。このように、目に見える自然も重要ですが、肌で感じる気温や風、日当たりなども住み心地を大きく左右します。
ライフラインの確認
地域によっては、上下水道が土地の外部にまでしか来ていない場合があります。そのような場合は引き込み工事にまとまった費用負担が発生しますので、注意が必要です。
将来のまちづくりを把握
土地は一生付き合うものです。数年後に目の前に大きな建物が建ったりなんてこともあるかもしれません。自治体のまちづくり計画や周辺の土地利用、開発動向にも注意しておくことも大切です。
一度の現地見学だけでは見落としてしまうこともあります。できるだけ何度も現地に足を運び、疑問に思うことは解決するまで何度も尋ねましょう。