2014.10.09

色々。

10月に入り街を歩けば、民家の庭先からキンモクセイの甘い香りが漂ってきて、深まる秋を実感します。

郊外を車で走れば田んぼは黄色の絨毯を敷き詰めたように綺麗に色づき、稲刈りを待つだけとなっています。

もうしばらくして寒が入れば、葉っぱや蔦も色づき『色彩』豊かな季節となりますね。

つくづく、いい季節だなぁ~と思ってしまいます。

 

ところで私には秋になると楽しみなことがあります。

それは・・・

エギング。

この言葉馴染みのない方もいらっしゃると思いますが、簡単に言うと「イカ釣り」です。

子供の頃から魚釣りが大好きだった私は、磯場のフカセ釣りやダム、池でのブラックバス釣り、防波堤でのサビキ仕掛けでのアジ釣りなど、色んな釣りをしてきましたが、ここ数年(数年といっても10年近くなるかな)ハマっているのがイカ釣り。エギングです。

 

このエギングという言葉、イカ釣りで使う疑似餌、いわゆるイカ用のルアーを『餌木(エギ)』と言いますが、その餌木と英語の現在進行形『ing』を合わせて出来た造語です。

実はこのエギング、歴史はかなり古く、今から約300年以上前、江戸時代中期~後期には行われていたそうです。その時使われていた餌木が世界最古のルアーだったのではないかと考えられています。発祥地としては、奄美大島から薩摩藩に伝来したという説が有力です。

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古い時代の餌木。おそらく、明治時代くらいのものでしょうか。

この頃になると、形や模様などの工夫を凝らしたものも登場し、漁具というより工芸品の特徴を併せ持つようになってきています。

私の亡くなった祖父も、かれこれ25年前までは、上の写真のような形の餌木を桐の木を削り自作していました。

 

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現在の餌木。

色や形、模様など色々なものがあります。

一番上のものはエビを模したもの。実際に水中でパタパタと足を小刻みに動かし、本物のエビが動いているようにイカに見せます。また自然界では有り得ないような派手な色合いのものも多く、一番下のエギは一体何の魚を模しているんだろうと思ってしまいます。

 

でも・・・

これが釣れるんです!!!

 

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約10年の間に、餌木もこんなに増えました。(と言っても、半分以上はメーカーさんからのテスト品や大会の景品だったりします。それでも写真の数を新品で揃えるとなると8万円くらいになるでしょうか!!!)

季節や時間、釣りをする場所、狙う水深などによって、餌木を選ぶのもこの釣りの楽しさです。

今では餌木を作っているメーカーも国内に30社程あると思いますが、それぞれに特徴があり、釣りをしている際もどの餌木を使おうか迷うことも多いです。

 

平戸は釣り雑誌や釣り番組に多く登場するほど釣り人の『聖地』となっていますが、私はここに住み、時間を見つけてはそんな海に釣りに行けることを、本当に幸せなことだと思っています。

 

釣りに行けない日でも、ただこの餌木の色鮮やかさを眺めては、大物への妄想を膨らませてもいます。

 

ただ、命あっての釣り。綺麗なフィールドがあっての釣り。

海を大切に、また上の写真にあるように『安全第一』で楽しみたいものです。